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2023年1月10日

【親をカナダに呼び寄せたい!その選択肢は?】2023年1月10日更新

カナダに移住した方からご両親を呼び寄せたいがどのような方法があるのか、またご両親がカナダ移住をされたお子様と一緒に暮らしたいがどのような手続きをしたらよいか、というご相談を受けることがあります。

ご両親の長期滞在には、両親・祖父母の呼び寄せプログラムParents and Grandparents Program (PGP)、または両親・祖父母の長期滞在ビザSuper Visaがあります。どちらも一長一短。それぞれを比較しながら見ていきましょう。

Parents and Grandparents Program (PGP)

Parents and Grandparents Program (PGP) は、カナダ永住権・市民権を持っている方がスポンサーとなることで、両親や祖父母が永住権を取得できるというファミリークラスの永住権申請方法です。

スポンサーの資格

  • 永住権あるいは市民権保持者
  • 両親・祖父母の永住権申請希望を提出し、抽選で当選した人
  • 18歳以上であること
  • カナダに住んでいること

その他の条件

  • 呼び寄せられるのは、実の両親・祖父母、あるいは育ての両親・祖父母。両親・祖父母の再婚相手やその子供も。
  • スポンサーの過去3年間の収入が必要額を満たしてていること
  • 健康診断、無犯罪証明書、指紋認証など提出できること

 

Super Visa

Super Visaはカナダ永住権・市民権を持っている方が申請することにより、両親や祖父母が10年間の有効期限があるビジターレコードを取得できるものです。10年間の間、何度もカナダを訪問でき、一回の入国で最長5年までカナダに滞在することができます。

条件

  • 永住権あるいは市民権保持者の両親または祖父母であること。
  • 招待する子供または孫からの署名入りの手紙があること
  • カナダの保険会社による民間医療保険の証明書があること。この医療保険は、カナダに入国するたびに有効でなければなりません。(政府はカナダ以外の保険会社による医療保険の証明書も将来的に認めるという声明を2022年6月に発表しました
  • スポンサーの過去1年間の収入が必要額を満たしてていること
  • 健康診断で問題がないこと
  • カナダ国外から申請をすること

 

PGP Super Visaの比較

  • PGPは永住権なのに比べ、Super Visaは最長10年までの滞在許可証。このことからSuper Visaでは働くことができません。
  • PGPは、スポンサーになるための抽選があり、毎年スポンサー枠が決められ競争率も高いが、Super visaは抽選ではなく、受入数が多い。
  • PGPは申請できたとして審査期間は2023年1月現在で38か月、Super visaは日本からの申請は166日
  • PGPは3年間のLICO (Low Income Cut Off)が必要なのに対し、Super Visaは1年のLICOで

 

まとめ

通常のVisitor Recordが半年ごとに更新が必要なのに対し、スーパービザはいったん許可されれば空港で5年間までの滞在期間がもらえ、カナダ滞在中に2年間更新することで最長7年間滞在できます。

また、PGPのPRスポンサーは数に限りがあり競争率が高いですが、PRのスポンサーができるようになるまでの繋ぎとしてスーパービザが使えます。

Super Visaのマイナスポイントは、医療保険に入らなくてはならないこと、働けないことですが、永住権を取得できるPGPに代わるものとして、スーパービザは、よい選択肢なのではないでしょうか。

Super VisaまたはPGPにご興味のある方はinfo@yupasscanada.comまでお問い合わせください。

 

 

[YuPass アシスタント, 丸山一恵 著]

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