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2026年11月4日

【ペットを連れてカナダへ移住!入国に必要な書類と空港での手続き】(2026年11月4日更新)

ペットは大切な家族の一員です。カナダへの移住が決まったとき、「愛犬や愛猫も一緒に連れて行きたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

カナダでは、犬や猫などのペットを海外から連れてくることが認められています。ただし、輸入条件は動物の種類、年齢、渡航元の国、そして輸入する目的によって異なります。

事前に必要書類や手続きを確認しておけば、カナダ到着時のトラブルを防ぐことができます。

今回は、ペットをカナダに連れてくる際の基本的なルールと、バンクーバー国際空港(YVR)到着後の手続きについてご紹介します。

1. ペットをカナダに連れてくる際の基本ルール

カナダの動物輸入を管轄しているのは、Canadian Food Inspection Agency(CFIA:カナダ食品検査庁)です。

ペットの輸入条件は、主に次の点によって決まります。

  • 動物の種類(犬、猫、鳥、爬虫類など)
  • 動物の年齢
  • どの国から連れてくるか
  • 個人が飼っているペットなのか、販売・譲渡・繁殖などを目的とした輸入なのか

特に注意したいのが、個人が飼っているペット(Personal Pet)と商業目的の動物(Commercial Import)の違いです。

例えば、自分が以前から飼っている犬をカナダに連れてくる場合と、販売や譲渡、里親募集などを目的として犬を輸入する場合では、適用される規則が異なります。

そのため、まずは自分のペットがどのカテゴリーに該当するかを確認しましょう。

2. 犬・猫の入国に必要な書類

犬や猫をカナダに連れてくる場合、最も重要なのが狂犬病(Rabies)の予防接種に関する証明です。

ただし、必要書類は動物の年齢や渡航元によって異なります。

狂犬病予防接種証明書

一般的に、狂犬病の発生が認められている国から犬や猫を連れてくる場合、狂犬病予防接種証明書が必要になります。

証明書は、原則として以下の条件を満たす必要があります。

  • 英語またはフランス語で記載されていること
  • 免許を持つ獣医師が発行し、署名していること
  • 動物の特徴が明確に識別できること(犬種、性別、毛色、年齢など)
  • 狂犬病ワクチンの接種を受けていることが確認できること
  • ワクチン接種日が記載されていること
  • ワクチンの有効期間が確認できること

証明書には、動物を特定できる情報とワクチン接種の詳細が記載されている必要があります。

なお、マイクロチップ番号が記載されている場合は、証明書と実際の動物の識別情報が一致していることも確認しましょう。

狂犬病のない国から連れてくる場合

CFIAが狂犬病のない国として認めている国から犬や猫を連れてくる場合は、通常の狂犬病予防接種証明書とは異なる証明方法が認められることがあります。

現在、カナダが認めている国には、日本、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、スウェーデン、フィンランドなどがあります。

例えば、日本からカナダに犬を連れてくる場合、犬の年齢や滞在歴などの条件によって、狂犬病のない国から来たことを証明する獣医師の証明書、または有効な狂犬病予防接種証明書などが利用できます。

ただし、単に日本で飼っていたというだけでは十分ではありません。渡航前に、最新のCFIAの条件を確認してください。

生後3ヶ月未満の犬・猫

生後3ヶ月未満の犬や猫については、狂犬病予防接種に関する要件が免除される場合があります。

ただし、年齢を証明できる書類などが必要になることがあります。また、商業目的での輸入などは別の条件が適用されます。

3. ペットにマイクロチップは必要?

カナダでは、一般的な個人所有の犬や猫を輸入する際、マイクロチップの装着は一律に義務付けられていません。

しかし、ペットが迷子になった場合に飼い主を特定するためにも、マイクロチップの装着をおすすめします。

マイクロチップには固有の識別番号が記録されており、動物病院や保護施設などで読み取ることができます。

なお、商業目的で輸入される犬などについては、別途マイクロチップの要件が適用される場合があります。

4. 犬・猫以外のペットは連れてこられる?

犬や猫以外の動物についても、カナダへの輸入が認められる場合があります。

ただし、動物の種類や渡航元によって規制が異なるため、注意が必要です。

爬虫類・両生類

カメやリクガメは、カナダの輸入規則によって厳しく制限されており、原則として所定の輸入許可が必要です。

一方、ヘビやトカゲなど、その他の爬虫類については種類や輸入条件によって取り扱いが異なります。

また、ワシントン条約(CITES)による規制が適用される動物もあります。

げっ歯類

ハムスター、モルモット、マウス、チンチラなどのげっ歯類については、犬や猫とは異なる輸入規則が適用されます。

種類によっては輸入が認められますが、すべてのげっ歯類が無条件で持ち込めるわけではありません。

鳥

鳥についても、鳥インフルエンザなどの感染症対策として輸入規制があります。

渡航元の国や鳥の種類によって、輸入許可、健康証明書、検査、隔離などが必要になる場合があります。

犬や猫以外の動物を連れてくる場合は、必ず事前にCFIAの輸入条件を確認してください。

5. カナダへのペット輸入にかかる費用

ペットの輸入に関しては、すべてのケースに共通する一律の輸入料金が設定されているわけではありません。

ただし、国境での検査や追加の検査、検疫などが必要になった場合には、CBSA(Canada Border Services Agency:カナダ国境サービス庁)またはCFIAによる所定の検査費用が発生することがあります。

費用は検査の種類やサービス内容によって異なり、追加検査や検疫が必要になれば、別途費用がかかる可能性もあります。

そのため、渡航前に最新の検査料金を確認しておくと安心です。

6. ペットの輸送について

カナダに動物を連れてくる場合、輸送中の安全と健康にも十分な配慮が必要です。

航空会社によって、ペットを機内に持ち込めるか、貨物室で預ける必要があるかなどのルールが異なります。

また、犬種や猫種によっては、航空会社が輸送を制限している場合もあります。

ペットを飛行機で輸送する場合は、次の点を事前に確認しましょう。

  • 航空会社のペット輸送規定
  • ペットのサイズや体重制限
  • 使用するケージのサイズや仕様
  • 必要な健康証明書
  • 貨物室での輸送条件
  • 乗り継ぎがある場合の取り扱い

ケージは、ペットが自然な姿勢で立ち上がり、向きを変え、横になれる十分な大きさで、通気性と安全性が確保されている必要があります。

また、渡航前には獣医師に相談し、長時間のフライトに耐えられる健康状態であるかを確認しておきましょう。

7. バンクーバー国際空港(YVR)到着後の手続き

それでは、実際に犬を連れてバンクーバー国際空港に到着した場合、どのような流れで入国するのでしょうか。

国際線でバンクーバーに到着した場合、通常は次のような流れになります。

① 入国審査・税関申告

飛行機を降りたら、到着案内に従ってCanada Customs(税関・入国審査エリア)へ進みます。

キオスク端末(Primary Inspection Kiosk)で税関申告を行い、発行されたレシートを持って係官の確認を受けます。

ペットを連れている場合は、必ず申告してください。動物を含む食品・植物・動物関連品は、カナダ入国時に申告する義務があります。

キオスクを使用しない場合などは、係官の案内に従って手続きを進めます。

② Immigration Officeでビザ・許可証の発行手続き

新たにカナダに入国する方で、Work Permit(就労許可証)やStudy Permit(就学許可証)などの発行手続きが必要な場合は、税関エリア内にあるImmigration Officeで手続きを行います。

通常、ビザや許可証の発行手続きが必要な方は、荷物を受け取る前にImmigration Officeへ進みます。

Immigration Officeは混雑することもあり、手続きに時間がかかる場合があります。

ペットのことが心配な場合は、入国審査の係官やImmigration OfficeのOfficerに、ペットの受け取りについて確認しておくと安心です。

③ 荷物とペットの受け取り

YVRの公式案内によると、ペットと大型荷物(Oversized Baggage)は、通常の手荷物ターンテーブルとは別のCarousel 35で受け取ります。

Immigration Officeでの手続きが終わったら、荷物受取エリアに進み、ペットを受け取ってください。

なお、ペットの受け取り場所や取り扱いは、航空会社や到着状況によって異なる場合がありますので、到着時には空港スタッフにも確認するとよいでしょう。

④ ペットの検査について

必要書類を準備し、入国条件を満たしていれば、通常はその書類に基づいて確認が行われます。

ただし、すべてのペットが必ず検査なしで入国できるわけではありません。

CBSAやCFIAの係官が必要と判断した場合には、追加の確認や検査が行われることがあります。

そのため、書類審査が済んでいるからといって、必ずしも追加検査がないとは限りません。

また、ペットは税関・入国審査エリア内では、原則としてキャリーケースなどに入れておく必要があります。

8. カナダにペットを連れてくる前に確認しておきたいこと

ペットとのカナダ移住をスムーズに進めるためには、出発前の準備がとても重要です。

特に、次の点を確認しておきましょう。

  • CFIAの最新の輸入条件を確認する
  • 狂犬病予防接種証明書など必要書類を準備する
  • 必要に応じて獣医師の健康証明書を取得する
  • 航空会社のペット輸送規定を確認する
  • ペット用ケージの規格を確認する
  • カナダ到着時にペットを必ず申告する

また、カナダへの輸入条件を満たしていても、航空会社の輸送条件を満たしていなければ搭乗できないことがあります。

必ず両方の条件を確認してから渡航の準備を進めましょう。

まとめ

ペットを連れてカナダに移住することは、事前に必要な書類や輸送方法を確認しておけば、十分に可能です。

ただし、動物の種類や渡航元の国によって輸入条件が異なるため、インターネット上の一般的な情報だけで判断せず、必ずカナダ政府の最新情報を確認することが大切です。

大切な家族の一員であるペットと一緒に、安心してカナダでの新生活をスタートできるよう、余裕を持って準備を進めてください。

 

参考リンク

※本記事は2026年11月時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。輸入条件は変更されることがありますので、渡航前に必ず最新情報をご確認ください。

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