2019年3月7日
お客様が実際の就労許可証(通称:労働ビザ、ワークパーミット)申請・受領の模様をレポートしてくださいました。
上田様
本当にありがとうございます。延長に向けて気を引き締めていきたいと思います。
バンクーバー空港でのワークパーミット申請はカウンター越しに立ち話のみで座らされることはありませんでした。
こんな感じです↓
審査官は5人。全員男性でした。
アプリカント側は私を入れて3-4組で、
私の前は韓国人らしき若い男女4人がStudy Permit をもらってCongratulations!と言われていたようでした。
Next, please と私が呼ばれ、
書類を出す前から
Work permit? -Yes
Have you worked in Canada? -No
と矢継ぎ早に聞かれました。淡々として事務作業という雰囲気です。
私が書類の束を机に置くと、
Do you have documents?
と言い、書類を手に取り、Cover Letter の1枚目をざーっと読み始めました。
日本会社の基本的なビジネスモデルがピンとこないみたいで、
What do you do? -Study abroad agency.
How does it work? -日本で生徒にカナダの語学学校を紹介する
みたいな質疑がありました。
留学ビジネスにfamiliarではないみたいで、さらに
You take Japanese students to schools after they come?
Or contact schools before they come?
「生徒が来てから、一緒に語学学校をまわるのか、それとも、来る前に語学学校を決めるのか」という質問もありました。
ほとんどは来る前に決まます、と答えたら「ふーん」みたいな感じで、
Company Letter も少し読んでいましたが、あまり長くはなかったように思います。
顔を上げ、
Do you have spouse/kids? -Yes
Do they come with you? -Yes
When? -On March.
と家族のことを聞いてきました。この時点でたぶんもう合格だったのだと思います。
One year contract? -Yes
とだけ聞かれて、
Alright, should be OK. (あとは)just paperwork (だけだから待っててね)
と言われました。この瞬間に、通ったんだ、と確信しました。
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しばらく座って待ち、バイオメトリックスやるから、と言われました。
私の顔を見て、なんだか申し訳なさそうにその審査官が「which is relatively new」と言いました。
「いやだろうけど、ゴメンね」というニュアンスだったと思います。
カナダ人ってなんかいい人が多いなって思いました(笑)
こっちに来て、と案内されました。30メートルくらい左に審査官と一緒に歩き、
マシーンにログインするからここ(↓)で座って待ってて、と言われ、別の審査官と二人で部屋に入っていきました。
(向こうに人が見えるのが面接した場所です。30mくらい離れています)
しばらくすると部屋の中に呼ばれ、私の担当審査官が機械を操作、そしてもう一人の別の審査官がそのマシーンの操作方法を教えているようでした。
まずは写真を取るよ、と言われ、機械の前に立ち、前向き、右向き、左向きの順番に撮影しました。
私は全然いやな気持になりませんでしたが、「ごめんね~こんな犯罪者みたいなことさせて」という雰囲気になり、二人はずっとジョークを言って私を和ませようとしていました。
次に指紋です。まずは両手の親指を機械のスキャン画面に押し付けます。時間内に、かつ、かなり強く押し付けないと読み取ってくれないので苦労しました。
次に、残りの四本です。スキャン画面にグリグリ押し付けるように左右に動かさないとgo through しないようで、二人の審査官も慣れない機械と格闘していました。
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それが終わると元の席に戻るように指示をされ、しばらく待つと、Work Permit が出来上がっていました。
氏名・生年月日を確認するように言われ、すべて合っています。と答えると、会計に場所に移動するように言われました。
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会計の場所は部屋を出てすぐ左。日本のクレジットカードで払いました。
この時に会計担当者に
What do you do ? -Study Abroad Agency
What is your position? – I’m a global CEO
というやり取りがありましたが、面接官でもないのに変なこと聞くなぁ、
合否に関係あったりしないよね、とかなり勘ぐってしまいました。笑
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会計はすぐに終わり、晴れて入国しました。
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というのが面接の一部始終です。ご報告申し上げます。
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ちなみに前はなかったもので、入国審査の手前で、こんなものがありました。
調べてみると、この機械は「Border Xpress」というそうですね。
1-パスポートの写真があるページのスキャン
2-顔写真の撮影
3-税関申告書の入力(しかも日本語!)
かなり便利でした。
以上です。
Yumi Ueda, LLB 【Regulated Canadian Immigration Consultant】
埼玉県出身。法学部卒業。2003年カナダに移住。ブリティッシュコロンビア大学(UBC)移民法プログラム修了。カナダの様々な移民コンサルタント・弁護士事務所にて勤務。2007年より、大手法律事務所・Davis LLP(2015年よりDLA Piper LLPに統合)に勤務。2009年、カナダ政府公認移民コンサルンタントの国家試験に合格。2016年に移民コンサルタント事務所、YuPass Canada Immigration Inc.を設立。これまでに個人・企業を含め、世界28か国1,000人以上のビザ取得をサポート。Canadian Association Of Professional Immigration Consultants会員。
Originally from Saitama, Japan and immigrated to Canada in 2003. Graduated from the Immigration Practitioner program at University of British Columbia in 2005. Worked at an immigration division of Davis LLP (integrated to the world’s largest law firm DLA Piper) from 2007 to 2016. In 2009, passed the national exam of the Immigration Consultants of Canada Regulatory Council (ICCRC), and became a Regulated Canadian Immigration Consultant. Established YuPass Canada Immigration Inc. in 2016. Has experience with assisting over 1,000 customers from 28 countries. Member of Canadian Association Of Professional Immigration Consultants.